新宮観光協会

世界遺産唯一「川の熊野古道」熊野川舟下り

1200年前の川旅の巡礼を追体験

上皇や貴族たちが熊野本宮大社をお参りした後、熊野速玉大社へ向かうために利用した川の参詣道。今でも素朴な木造の小船で行く、平安時代の参詣を追体験することができます。道の駅瀞峡街道熊野川近くの川原から出発し、熊野速玉大社近くの権現川原まで約90分間の船旅を運航。語り部の案内を聞きながら優雅な川下りが楽しめます。

コース順路(道中のおすすめスポット)

道の駅・瀞峡街道熊野川(どろきょうかいどうくまのがわ)で乗船

道の駅・瀞峡街道熊野川にある川舟センターで受付を済ませてから、駅の下の川原に移動し、ライフジャケットなど安全装具を付けて乗船。

ライフジャケットを着る

山から流れ落ちる滝を観望

布引の滝からはじまり蛇和田滝など切り立った岩肌から流れ落ちる滝が次々と現れます。川面からしか見ることのできない名瀑を満喫。

 

次々と現れる奇岩・怪石

なびき石や陽石などこの土地独特の地質が作り出す巨岩の景色を楽しみます。語り部が岩にまつわる興味深い物語を聞かせてくれます。

 

骨嶋(ほねしま)に上陸

悠久の時間のなかで洗われた真っ白い巨岩がうずくまる島に上陸し、しばし休憩。天候によってはここで昼食をとることもあります。

 

伝説に登場する昼嶋(ひるしま)

熊野権現が昼食したとも天照大神と熊野権現が碁を遊んだともいわれる島。島の上部は碁盤の目のような縦、横の筋があります。

 

川にこだまする篠笛の音色

流れが穏やかなトロ場に到着すると、語り部がおもむろに篠笛を演奏。周囲の景色に溶けてゆくような笛の音が幽玄な雰囲気を演出します。